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とらぬたぬきの皮算用

普段のなんでもないことも、技術的なことも、趣味のことも書いてしまう雑食です。

「いいひと」戦略

今回読んだ本も岡田斗司夫さんの本。

超情報化社会におけるサバイバル術   「いいひと」戦略

超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略

今後、社会は能力主義な世界感から評価主義な世界観へと変わっていく。 金銭待遇の良い会社で働くよりも、面白そう(評価の高そう)な会社へと人は流れていく。貨幣中心の世界から評価中心の世界へと遷移していく中で、「いいひと」戦略を組んでいくことで、上手く評価社会に乗って行こう!というのが概要。 Googlefacebookの採用基準は「いいひと(Good natured person)」である。と本書で触れています。

この本で主に語られる「いいひと」とは、生粋のいい人ではなく、偽善を含む「いいひと」のこと。 例えば電車で席を譲るとき、自分はもっと座っていたいけど、前に立つご老人に席を譲らないといけない。偽善を含んでいても 。「いいひと」であれば良い。という定義なようです。

評価経済社会

岡田さんの本なりwebの記事なりを見ていると頻繁に出てくるキーワード「評価経済社会」 人が消費行動に至るとき、例えば、旅行先でご飯をたべるとき、私たちは食べログを見て、各お店のクチコミ(評価)を見て、お店を決めていきます。amazonで電化製品を買うとき、みんなのレビュー(評価)を見て、商品を決めていきます。

それらの商品が如何に優れていても、高性能であっても、安くても、評価が低ければ、ほとんど売れないし、評価が高ければどんどん売れていく。

知名度や安さなどではなく、モノやコトに関する評価が、消費行動の第一の指標と成る社会を評価経済社会としています。(ホントはもっと詳しい定義があるのですが、そこは本書にてw)

評価戦略

周りからの評価を得ることで、例えば良い消費行動ができる。自分がスマートフォンのことを詳しく調べずとも、スマホに詳しい人にアドバイスを貰うことが出来る。自分が起業しようと思ったときに、話を持ってきてくれる人がいる。全てに共通しているのは、自分がいいひとだからである。(そもそも、いいひとでもなんでもない人のお世話をしようという人はいないであろう。。)

例えば、その評価を貯めていくにはインターネットというのはすごく活動しやすい。 ただし前提条件として、実名を晒し、顔写真を晒した上で、個人が個人として活動することが求められるでしょう。 (そうでないと、誰を「いいひと」として認知していいのかもよく分からないですよね。。) 当然、ネットに流していく行動しだいで、評価を得たり、犯罪自慢をすれば、誹謗中傷を浴び、ドンと評価も下がってしまうわけですが、せっかく開かれているこのオープンなネット社会を活用するのは優位に働くのではないか。ということでした。

「いいひと」戦略

本の中ではいいひとになるための6つのステップを紹介しています。

  • フォロー
  • 共感
  • 褒める
  • 手伝う、助ける、応援する
  • 教える
  • マネー経済から抜け出す

ここがこの本のメインどころであるので、詳しいところは省きますが、まずは相手を知ること、認めることに力を注いでいき、徐々に相手の懐に飛び込んでいくような活動をしていくこと。それらを経て、相手にとっての「いいひと」を形成していくとのことでした。

まとめ

この本の中で頻出する「いいひと」ですが、これは本当の「いいひと」では無く、いいひと戦略による「いいひと」を指しています。 周りからの評価を上げていき「いいひと」になることで、貨幣経済だけに完全に頼らない生き方を提案していくのが、主なテーマになっていると感じました。

ニートで有名な@phaさんがMacbook Airをもらった話なども出てきます。いいひとであるからこその芸当です。 ニートであっても、いいひとであれば、評価経済社会を生き抜いていくことができる。

職につき働くということが当たり前の世の中ではありますが、「いいひと」戦略を貫いていくことで、定職につき、働き、金銭を得るというこれまでのスタイルを覆す評価経済社会の到来に備えた戦略の紹介!という印象でした。

評価経済社会が完全に到来するかどうかは、なんとも言えないところですが、それにしても、街や国全体が本書による「いいひと」で満ち溢れる社会になると、すごくのびのびと生きやすい社会がくるんだろうなーって感じました。

いずれにせよ、岡田斗司夫さんっぽい思考の冒険の本でした。

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