とらぬたぬきの皮算用

普段のなんでもないことも、技術的なことも、趣味のことも書いてしまう雑食です。

ザッポス伝説

自分の読んだ本をご紹介。

  • ザッポス伝説

iPhoneの電子書籍カテゴリにアップされており、twitterでも話題にあがっていたこともあり、この本を手に取ることにしました。そもそも、ザッポス自体がなんなのか、よくわかってなかったのですが、最近amazonに相当な時価総額で買収された靴専門のインターネットショップだそうで。 そのECサービスがいかにして生まれたのかを、ザッポスの経営者が人生の最初から、現在までのバックグラウンドも説明しながら、物語が進んでいきます。

ビジネス書というよりも、著者であるトニーの自叙伝に近い話。それに口語体でくだけた文章に和訳されているので、ビジネスのことについても知らない人にも自然と頭に文章が入ってくるような本です。難しい専門用語も出てこないですし。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

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この書籍を読むと、第一に印象に残るのは、企業文化の話。 トニーが起業を通して、どのような企業文化を気づいていくのかが綴られています。
また、違った目線で行くと成功者の生活もところどころ覗けたり。
成し遂げたことは素晴らしいことですが、それがいかにも当たり前かのごとく書かれていたりするのも、なんだかこの本を身近に感じられる所以なのかもしれません。

ザッポスという企業を知らない方でも、ビジネスに興味がある方にもオススメですよー。
(本の中ではビジョナリーカンパニーの言葉が結構引用されます。 トニーにとって、その考えが企業文化に対して強い影響を与えたのかもしれません。)