とらぬたぬきの皮算用

普段のなんでもないことも、技術的なことも、趣味のことも書いてしまう雑食です。

3 reference

以前、とある大学のセミナーで面白いことを聞いたんです。

アメリカの転職の話。
シリコンバレーについての話が中心だったので、ひょっとしたら以下に説明する制度はシリコンバレーだけなのかもしれない。

「3 references」

自分が新しい会社に転職しようとするとき、自分の仕事場の人3人を指名し、自分の働きっぷりを客観的に評価してもらう制度らしい。
これは秘密裏に転職をしようとする日本ではとんでもない話w
今の職場に新しい職場候補から、「彼がうちに転職したいと言ってるんだが、、」と、電話がかかってきたら、その後の現職場の雰囲気に耐えられないだろうなー。

しかし、そんなことはアメリカでは無く、リファレンスに指名された人は転職候補者に対して、誠実にその会社での働きっぷりを評価するそう。

面接をしただけで、ハッタリをかけてる日本とはちょっと違うアメリカの工夫ですね。
時々、裏を回して良いリファレンスをしてもらえるようにする人もいるらしいけど、そのリファレンスに対して具体的な結果や経験を突き詰めていくと買収されてた人も答えられなくなって嘘がバレるんだとか。

だから、人々は良いリファレンスをもらうために一生懸命仕事をするし、そしてキャリアアップの為にせっせと転職をしていく。どんどん成長していくようなその雇用の流動性がうらやましい。

日本も真似しろ。とまでは思わないんだけど、もう少し雇用の流動性が良くなるといいな。
やめやすい環境とやめさせやすい環境。
現状の労働者保護しすぎな法律では成長が遅れていくような。
新卒もいつまでたっても席が空かなくて会社に入れない。
他国にどんどん抜かれていっちゃうんじゃないんだろうか。

そんな漠然とした恐怖を覚えつつ、明日も働きます。
(一応添えておきますが、セミナーの話がしたかっただけであり、転職を希望している訳じゃありませんw)